Cozy Diary
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食いしん坊のTomokoが発信する、まったりとした、つれづれ日記です。思い出話も多し。
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希望
2006年 03月 18日 |
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久々にカナダのホストファミリーに会いにいき、
父さんと母さんとクリスマスを過ごしたのは一昨年のことでした。
父さんは、事故のあとのリハビリに、母さんは、肺がんを克服したあとで、
私は以前の「会いに来た」という感覚と違った重みを感じた
そんな滞在だったのです。
※詳しくはこちらをごらん下さい。

先日、父さんからメールが来ました。
内容は・・・
母さんが癌を再発したということ。
今は、痛みを緩和するpalliative care wardというところで治療を受けていること
そして、、、あと母さんの命が2-6週間と宣告されたこと。。。

うそだ・・うそだ・・と何度もそのメールを読み返しました。
私の英語の理解が間違っていることを祈りました。
母さんより難しい言い回しをする父さんの英文を
目を皿のようにして読み返し、
この単語は別の意味があるんじゃないか、、とか
何回も辞書で言い回しを調べたりもしました。
別の意味があるんじゃないかと望みを託して。
でも、やっぱり事実は事実だと、理解せざるをえませんでした。

あのおうちにステイした子たちと、一緒に考えました。
今私たちにできること、、それは母さんの痛みが少しでも和らぐよう祈ること、
そして、エールとパワーを送ること。
なんとかポジティブなパワーを、、と願いながら、みんなで寄せ書きを書いたのです。

私はぼんやりと、初めてカナダに行ったときのことを思い返していました。



ホームステイのプログラムで初めていったバンクーバー。
2ヶ月の滞在ということで向かったのは1992年のことでした。

出国前、当然私はすでにホストファミリーの情報をもらっていたのですが、
ふと、空港に向かえにきた係員の資料を盗み見たら、

「・・・誰?この人・・」

私のホストファミリーの欄には、
全く知らない人の名前が書いてあったのです!
係員にあわてて問いただすと・・・
私がステイするおうちにいる生徒さんが、滞在を延長したので、
とっくに変更の連絡をしたんだけど、、、とのことでした。
そう、、、私は現地でホストファミリー変更のことを知らされた、、というわけです。

家族にも、友達にも、ここが住所だからと知らせたのにどうしよう?
しかも、家族構成も知らない、どんな人かもインフォメーションもないおうちで
すごさなければいけないんだ・・・
不安で不安で、送迎のバスの中で、不安に満ち溢れながら
初めてのバンクーバーの町並みを眺めていたのを思い出します。

学校について、次々とみんなホストファミリーが向かえに来ました。
当然、みんな情報をもらっていたり、手紙をすでにやりとりしていたりしていますから、
和気藹々とした雰囲気が漂っていました。
ただ、私は相変わらず不安でいっぱいです。

ふと、大きな体の女性が入ってきて、先生と話をしていました。
「Tomoko?あなたがTomokoね!」とにっこり笑ったその人が、「母さん」でした。
なぜか、すごくほっとした私でした。

母さんは、車の中でもしゃべりっぱなしにしゃべっていて、
「実は、、私はホストファミリーが変わったことを知らされてなくて・・」なんて
とても言い出せないほど、しゃべりまくっていました。
自分のこと、バンクーバーのこと、息子のこと。
おかげで私はそのときに、情報をひとつひとつ集めて
このホストファミリーの家族構成や環境を知っていったのです。

おうちについて、父さんと会って、お部屋を案内してもらい、
ダウンステアの素敵なお部屋でぼーっとしながら、
「これからどうしよう・・」と思いました。
おみやげも一人分しかもっていかなかったので、
なんとか二分割して・・・と、あわてて詰め替えたこともいい思い出です。

バンクーバーの生活にも慣れ、数週間経ったある日のことです。
電話が鳴り、母さんが「Tomokoに電話よ」と取り次いでくれたのは
私がステイするはずだったおばあさんからの電話でした。
出国前に、手紙を送っておいたので、ずっと気になっていて、
ステイしてる生徒さんに私の滞在先を聞いて
電話をくれた。。。というわけです。

「いやー私もびっくりしちゃって・・」なんて話をした後、
電話を切ると、当然母さんが怪訝そうな顔をして
「今のは、だあれ?」と聞いてきました。

「いや、、実は・・・」

「※●△◇〇!▼!!!」

・・・・母さんの日々の迫力に押されていた私は、
その日まで、ホストファミリーの変更の経緯を話せずにいました。。。

それから、母さんは、会う人会う人に、言っていました。
「信じられる?初めての国でこの子はすごい度胸すわってるのよ!!」って嬉しそうに。

その二ヶ月の滞在がきっかけで、
のちに、1年間お世話になったのですから、
人の縁は不思議なものだと思います。

母さんは自分にも他人にも厳しい人なので、
きっと今の状況もストイックに捉えているだろうと思うと共に、
私たち以上に不安だと思います。

でも、今日のWBCの日本の準決勝進出のニュース!!!!
私は「希望」というものは、願えば、そして実力があれば
運と共にちゃんとついてくるんだ!と、久々に明るく、
目の前がぱっとなりました。
とかく、最近、春先ということもあって、
母さんのことと共に、気分が滅入ることが多かったのですが、
なんだかとっても、全てにおいて、希望を感じるニュースでした。

クラシックな音楽が好きな母さんがリラックスして聞けるよう、
リベラのCDを今日母さんに送りました。
明日は花キューピットでお花も贈ろうかなと思います。

I'm sure it will help your willpower.
We can just pray and never giving up hoping.

Love Tomoko
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by jupimarstmk | 2006-03-18 02:13 | Diary |
 
   
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